家庭洗濯ではなかなか落ちないシミの代表的なものとして、次のようなものがあります。
1.日数が経ちすぎて、その部分がすでに変色してしまった場合。
2.化粧品や漂白剤などが原因で脱色してしまった場合。
3.シミをとろうと頑張りすぎて、色が薄くなってしまった場合。
そうなるとつい諦めがちになりますが、諦めるのはまだ早いですよ。
私どもには「シミ抜き」の他に、「シミ隠し」という特殊メイク技術があるんです。
染料が抜けている部分に、周りの生地と同じ色の染料を塗って隠してしまう方法で、プロにしかできない技なのです。
シミが付いた時期や、素材の染色状況、風合いや生地のデザインなどの様々な条件によって、デリケートな素材の服は、強いシミ抜きをすると生地を傷めてしまいます。
そこでこのような場合には無理なシミ抜きはせず、その周りの柄と同じデザインの色を塗って、周りと同化させる「シミを隠す」という方法に切り替えます。
特に和服類に付着したシミに特殊な方法を使用します。
シミがある場所に以前と同じ柄を描いて隠すという裏技です。
メイクアップアーティストが顔のシミを隠すのに、肌に合った同じ色のファンデーションでメイクするのと似ていますね。
ただし、このような方法は技術と時間を要します。
特に和服類に付いたシミに関しては日数と別途料金がかかりますので、まずはご相談ください。
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