乾燥注意報が続き今の時季は「衣服にカビが生えにくい!」と思っていらっしゃる方は
多いと思います。
しかし油断してはいけません。冬場でもカビは発生することがあります。
ではなぜ空気が乾燥するこの時季にカビが発生するのでしょう。
実は住宅の構造が災いしているのです。
近年の住宅構造は高気密が当たり前となっています。
暖房器具で暖めた熱気が外に漏れにくいため、省エネ効果が高い構造です。
しかしその反面、台所や風呂場、洗面所等で発生した湿気も外に排出されにくい構造といえます。
そして窓ガラスなどに発生した結露等も手伝って、室内の空気は意外に湿気を含んでいるのです。
湿気は性質上、部屋の中央ではなく部屋の隅に集まります。
服を仕舞うクローゼットは隅に配置されることがほとんどですね。
そのため、衣服は知らないうちに湿気を帯びてカビが生えるのです。
特に綿やウール等の素材は湿気を吸収しやすいのでご注意ください。
そこで防カビ対策としては天気の良い日には5分程度の換気をこまめに行いましょう。
少しでも湿気を外に出して、防カビ対策をしてください。
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