· 

【アクリル製品に蒸気を直接当ててはいけません】

そろそろ冬物衣料が必要になる時期がやってまいりました。

そこでクローゼットにしまい込んであった服を出してみたら「シワになっていた!」そんな経験はありませんか?

 

そんな時、服をハンガーにかけたままの状態でシワ伸ばしができる蒸気アイロンが便利だ、と話題になっていますね。

これは大変便利な商品だと思いますが、これを使わなくても蒸気が出るタイプの普通の家庭用蒸気アイロンであれば充分代用できます。効果は全く同じですよ。

 

しかし繊維の中には蒸気を当ててはいけないものがあります。

それはアクリルのニット製品です。独特の柔らかい風合いを失ってしまうのです。

あて布も蒸気を通してしまうので役に立ちません。

それにアクリル製品をハンガーに吊るしたままアイロンをあてると、丈も伸びてしまうのです。

ではアクリルのニット製品は、どのようにしてアイロンをかければよいのでしょうか。

 

実は、意外なものが問題を解決してくれます。

それは「半紙」。学校で子どもたちが習字の時間に使うあの紙です。

 

平面に置いたアクリル製の服と蒸気アイロンの間に半紙を挟んで試してみてください。

紙は蒸気を通しにくい上に、アクリルに程よい感じで熱を伝えてくれますよ。