「形状安定加工シャツ」が市場に出まわって30年以上が経ちました。
アイロンをかけずにそのまま着られて便利なため、ビジネス用で購入された方も多いのではないでしょうか。
しかし、いまだにお客様から「シワができたのだけど、これは不良品?」というご相談を受けます。
これは形状安定加工シャツなのにシワができるのは次の原因が考えられます。
「洗濯機で強く絞りすぎ」または「高温でアイロンをかけてしまった」。
形状安定加工シャツを洗い終わった後の脱水時間は、弱絞りでほんの数秒以内でなければいけません。
つまりハンガーで干した際に、水がボタボタと滴り落ちる状態がベストです。
水分が多いのですぐには乾きませんが、そこが重要なポイントです。
水分の重みでシワを伸ばすように作られていますので、乾くとシワもきれいに無くなっているはずですよ。
形状安定加工シャツに何よりもよくないのは、高熱でアイロンをかけてしまう行為です。一度でも高温にさらされると、その生地は形状安定性が一気に落ちてしまい、二度とシワが直ることはありません。
干し終わったら、シワが直るまでアイロンをかけずに気長にお待ちくださいね。
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